どの方角から見ても息をのむような凝った意匠のキャビネットです。
随所に施された彫刻のほか、天板には見事なパーケットリー(parquetry)と呼ばれる寄木細工が施されています。
花や植物など自然界の曲線的なモチーフを表すマーケットリーに対して
パーケットリーは、上下左右対称など直線的な幾何学模様を表す技巧ことを指します。
それだけに精密な計算と緻密な作業が必要とされる高度な技術と言えます。
こちらの商品には、それぞれの木片を自然な色のまま組み合わせてコントラストを出し連続したパターンを描く、当時の熟練した職人による素晴らしい技が見られます。
また、神戸家具こだわりの「木の性質を生かした修復」により、現代に蘇ったと言える見事なキャビネットです。